有形文化財 建造物

興国寺仏殿(観音堂)

  • 興国寺仏殿(観音堂)
  • 興国寺仏殿(観音堂)
よみがな/こうこくじぶつでん(かんのんどう)
時代/江戸  所在地/田川郡福智町上野1892
【指定年月日】
平成17年2月23日

興国寺は、福智山の南山麓の谷合に開かれた曹洞宗の寺院である。寺伝によると7世紀後半に天台宗福智寺として創建とされ、暦応3年(1340)には足利利尊により豊前国安国寺に定められた。その後、天文13年(1544)に大内義隆が曹洞宗天目山興国寺として再興された。
仏殿(観音堂)は享保4年(1719)の建立と伝えられる。梁間3間、側面2間の四面に裳階をつける。正面一間通りは吹き放し、他の三面を堂内に取り込む。屋根は入母屋造、銅板葺である。内部は土間敷、背面中央間を来迎柱とし、須弥壇上に厨子を置いて千手観音を安置する。屋根の軒反りや妻飾りの大瓶束、正面入口の諸折桟唐戸など、禅宗様の特徴を示す。福岡県内では数少ない裳階を巡らした禅宗様仏殿として貴重である。

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