『源氏物語』に登場する様々な人物の役割や親族関係などを系図として注釈したもの。作者は、太政大臣となった九条良経(1169~1206)と伝える。九条良経は当代を代表する歌人のひとりであり、能書家としても知られた。福岡藩6代藩主黒田継高の夫人・圭光院の所持と伝えられ、その価値は黄金50枚とする宝永5年(1708)の極書が附属する。鎌倉時代の『源氏物語』研究を物語る貴重な資料である。