紙本墨書、掛幅装で本文14行からなる尺牘(せきとく、書状の意)である。妙総大師道潜(みょうそうだいしどうせん)は雲門宗の出で、参寥子と号し、蘇東坡(1037~1101)と親交のあった人物。本作品は道友の淑通教授に与えて、自らの近況を報じたものであるが、その遺墨は珍しく、筆路暢達して王羲之風な名蹟である。北宋の遺品として珍しく、現存遺墨中最古のものといえる。