国指定 重要文化財 美術工芸品

壺形土器 長崎県壱岐郡勝本町立石唐神出土

  • 壺形土器 長崎県壱岐郡勝本町立石唐神出土
時代/弥生
所在地/福岡市中央区大濠公園1-6 福岡市美術館
【指定年月日】
昭和42年6月15日
昭和49年6月8日(名称変更)

【公開等】
期間限定展示
https://www.fukuoka-art-museum.jp/

長崎県壱岐市から出土した土器である。城ノ原出土の壺形土器が全体を赤く塗彩しているのに対し、当例は頸部分から上位の丹塗り(赤)を施しており、中・下位の無地とのコントラストが表現される。
丹塗りの他にも、体部に3条、頸部分に1条の「突帯」と呼ばれる粘土の帯を巻いており、さらに口部分の端には刻み目を施している。いずれも弥生時代中期(約2000年前)の典型的な模様である。

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