県指定 有形民俗文化財

櫛田神社の力石

  • 櫛田神社の力石
時代/江戸  所在地/福岡市博多区上川端町1-41 櫛田神社
【指定年月日】
昭和37年2月20日

【公開等】
常時公開

力石とは、力試しに使われるような大人一人でかかえるには難しい程の巨石。占いのために石を持ち上げる「石占」が起源という説もあるが、江戸時代には力試しとして使われていたという記録が残る。櫛田神社には文政13年(1830)の銘をもつ力石をはじめ、博多の船問屋が奉納したもの等が伝えられている。博多にはかつて相撲を職業とする人たちがいたとされ、各地に興業に出向いていたとされる。力石は博多での相撲の人気ぶりや、商業の繁栄ぶりを伝えるものといえよう。なお、近年の横綱によっても力石が奉納されており、文化財と共に置かれている。

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