海軍築城航空基地は、昭和14年(1939)から建設が始まり、昭和19年(1944)8月頃掩体群が設置された。掩体は陸上爆撃機「銀河」や「一式陸上攻撃機」などの中型攻撃機を格納するために造られた大規模なもので、掩体部は丘陵を掘り下げることで構築し、前面両側に土手を造り出している。掩体の造成幅約42mで、内部は天井高8.5m、奥行き23.5m、入口は幅26.8m、高さ5.5mである。調査では、掩体部の前面に幅0.8m、長さ約22mのレンガ敷が5.2m間隔で確認されている。掩体内部の壁面には、コンクリート打設時に使用した板材やその痕跡が残っている。