県指定 有形文化財 建造物

高良山御手洗橋

  • 高良山御手洗橋
時代/江戸  所在地/久留米市御井町206-1
【指定年月日】
平成14年4月5日

【公開等】
見学時間 自由
問い合せ 高良大社 tel 0942-43-4893

高良山門前の旧参道を登ってゆくと「御手洗池」と呼ばれる放生池がある。安永年間(1772~1781)には久留米藩により放生池が営まれていたという記録が残っており、この池に架けられた橋が御手洗橋である。
享保年間 (1716〜1736) に橋が架けられ、安永元年 (1772) に完成したとの記録が残る。現在の御手洗橋は袖高欄に刻まれる銘から享和3年(1803)の架橋であることが知られる。桁行5間(10.09m)、梁行2間(4.03m)の桁橋の構造形式である。擬宝珠柱には安永2年(1773)銘のある金銅製擬宝珠で飾られる。この金銅製擬宝珠は久留米藩の御用鋳物師植木家の作である。高良山御手洗橋は建造年代が明確であり保存状態も良く由緒ある石橋として重要なものである。

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