国指定 重要文化財 美術工芸品

英彦山神宮彦山三所権現御正体

  • 英彦山神宮彦山三所権現御正体
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時代/鎌倉  所在地/田川郡添田町大字英彦山1 英彦山修験道館
【指定年月日】
平成5年6月10日

【公開等】
英彦山修験道館にて展示 ※展示状況については要問合せ
問い合わせ先(添田町まちづくり課歴史文化財係):0947-82-5964

鎌倉時代、豊前・豊後・筑後国の守護であった大友能直が彦山下宮御正体として奉納したもの。径42cm余りの円鏡に錫箔、像の随所に金箔が残ることから、奉納当初は金銀に輝く、非常に荘厳なものであった。また、彦山(近世以降は英彦山)は、北岳、中岳、南岳の三峰から成り、その祭神は、北岳(法躰岳/天忍穂耳命)、中岳(女体岳/伊邪那美命)、南岳(俗体岳/伊邪那岐命)と伝わるが、本御正体のうち像の欠けている鏡板には、伊邪那美命の像があったと推察される。彦山権現の信仰資料として貴重な資料。

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