有形文化財 美術工芸品

小田観音堂 木造千手観音立像 木造十一面観音立像 木造六臂観音立像 木造持国天立像 木造多聞天立像

よみがな/おだかんのんどう もくぞうせんじゅかんのんりゅうぞう もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう もくぞうろっぴかんのんりゅうぞう もくぞうじこくてんりゅうぞう もくぞうたもんてんりゅうぞう
時代/平安
所在地/福岡市西区
【指定年月日】
令和5年3月28日

千手観音立像は像高234.2cm、頭上に十一面を戴き、腕は脇手を含めて総数42臂で、蓮華座上に立つ。
十一面観音立像は像高176.3cm、頭上に十一面を戴き、右手は与願印とし、左手は胸前で水瓶を持し、やや腰を振って左足を支脚としつつ、蓮華座上に立つ。
六臂観音立像は像高151.5cm、腕は胸前で合掌する真手と脇手の合計6臂で、蓮華座上に立つ。
持国天立像は像高117.7cm、甲に身を固め、右手を振り上げ左手は下ろし、左足を支脚としながら邪鬼の上に立つ。
多聞天立像は像高115.2cm、甲に身を固め足下の地天に両足を支えられながら立つ。
これらは広葉樹材(クスか)を用いた一木造で、内刳(うちぐり)は施さないという共通点がある一方、十一面観音立像、六臂観音立像、多聞天立像の3像は、先の2像と比較すると、形態の崩れや表現に不合理も認められるため、千手観音立像に倣いつつ別の仏師が、同時ないしやや遅れて造像したと判断される。
像容の特徴から、千手観音立像と持国天像は福岡県北部に展開する菩薩像の系譜に繋がるものであり、10世紀末から11世紀の作と考えられる。

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