重要文化財 美術工芸品

福岡県西新町遺跡出土品

よみがな/ふくおかけんにしじんまちいせきしゅつどひん
時代/弥生、古墳
所在地/小郡市三沢5208-3 九州歴史資料館
【指定年月日】
令和7年9月26日

西新町遺跡は、福岡県福岡市早良区西新に所在する、弥生時代から古墳時代にかけての集落遺跡である。本例は、修猷館高校改築に伴う発掘調査で出土した遺物のうち、遺跡の最盛期である古墳時代前期を中心とした一括で、271点で構成される。内訳は、朝鮮半島系土器32点、土器・土製品163点、金属製品34点、ガラス小玉2点、石製品40点である。
多数の朝鮮半島系土器や、ガラス小玉及び鋳型、貨泉など、朝鮮半島や中国大陸との交流を示す遺物にくわえ、畿内・山陰・瀬戸内地域からの搬入土器や当地での模倣土器からなる。多系統の土器をはじめとする器物の移動とそれら模倣土器の存在は、他地域との盛んな人の往来を示し、本遺跡が対外交易ならびに列島内交易の一大拠点であったことをうかがわせる。「博多湾貿易」とも称される、当地を起点とした朝鮮半島との大規模な交易拠点の様相と、交易を支え、当地に暮らした人々の生業の実態をよく示しており、学術的価値が高い。

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