国指定 重要文化財 美術工芸品

武装石人 福岡県八女郡広川町石人山古墳所在

  • 武装石人 福岡県八女郡広川町石人山古墳所在
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時代/古墳  所在地/八女郡広川町大字一条1436-2
【指定年月日】
昭和51年6月5日

【公開等】
常時公開

短甲を装着した大形な石人。装着した短甲は、原形を比較的忠実に写している。総体に欠損が多いが、特に顔面と背面は甚だしく、これらは風化による磨損のほか、病を直すため、木槌で打ち敲いたり、打ち欠いて持ち去ると全快するという、この地方の信仰があったためと思われる。朱の残りが部分的に顕著で、当初は朱彩鮮かな厳然とした武装石人であったと考えられる。この石人については、早く矢野一貞が「筑後将士軍談」に記載しており、丘陵上に設けられた古墳(国指定史跡、石人山古墳)の前に立っていて、その後方に横口式石棺(直弧文がある)が存在する。

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