戒壇院は、天平宝字5(761)年に奈良の東大寺、下野の薬師寺と並ぶ天下三戒壇のひとつとして観世音寺に設立され、西海道の僧尼に戒律を授ける重要な役割を担ってきた。江戸時代に観世音寺から独立し、臨済宗妙心寺派として古都太宰府に構える。本尊の盧舎那仏坐像は、像高149cm。両手を胸前に上げて掌を開く姿は珍しい。ふっくらとした穏やかな顔立ちや浅く丸く平行線状に流れる衣文は、平安時代後期の特徴を示すものである。