像高115cm、ケヤキ材の寄木造。頭部は大粒の植付螺髪をおき、肉髻はやや低く、玉眼をつける面長の顔は、眼鼻立ちをくっきりと刻む。膝の張りがせまくやや角ばった肩、重なり合う衣文等、鎌倉中期に流行した宋風彫刻の影響が見られる。胎内に建長6年(1254)に六条仏師慶厳によって造られたこと、また乾元2年(1303)、寛文9年(1669)に修理されたことを記す墨書がある。