重要文化財 美術工芸品

紙本著色洛中洛外図 六曲屏風

よみがな/しほんちゃくしょくらくちゅうらくがいず ろっきょくびょうぶ
時代/安土・桃山
所在地/福岡市早良区百道浜3-1-1 福岡市博物館
【指定年月日】
平成23年6月27日

右隻が縦77.5cm×横246.6cm、左隻が縦77.7cm×横247.9cmの紙本著色の六曲一双屏風。
本図は人物の緻密な表現と工芸品などの事物の精緻な描写が特色で、人物表現や松の描法の特色等から狩野孝信(1571~1618)の作とする有力な説がある。本図に元和4年(1618)に没した孝信の関与があるとすれば制作年代も桃山時代の可能性が高い。
四季、名所、人事の諸相を統合的に網羅した三条本、上杉本のような在り方から、次第に要素を限定し特定の物を主題とする作品へと向かった洛中洛外図の展開を示す作例として、また都の民衆風俗の賑わいを主眼とする洛中洛外図の一変型として、本図は近世初期風俗画史上重要である。

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