国指定 国宝 美術工芸品

銅板法華経 康治元年九月廿四日書写畢在銘 銅筥

  • 銅板法華経 康治元年九月廿四日書写畢在銘 銅筥
  • 銅板法華経 康治元年九月廿四日書写畢在銘 銅筥
時代/平安  所在地/太宰府市石坂4-7-2 九州国立博物館
【指定年月日】
明治39年4月14日
昭和28年11月14日(国宝指定)

【公開等】
九州国立博物館にて期間限定公開
開館時間:9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(ただし祝日・振替休日の場合はその翌日)
観覧料(文化交流展):有料※特別展は別料金。
その他詳しい情報はHP参照。https://www.kyuhaku.jp/
TEL:050-5542-8600

方形の銅板の両面に法華経と梵文の般若心経を線刻した銅板経とそれを納める金銅の筥。室町時代に求菩提山の普賢窟で発見されたもの。33枚目の銅板経の奥書、銅筥底裏の銘文などから、康治元年(1142)、大勧進の頼厳ほか十余人の人々によって造顕供養されたことがわかる。銅筥外側面の、並坐の釈迦・多宝二仏、弥陀三尊などの図像は、数少ない平安時代の絵画資料でもある。とくに、弥陀三尊の図は、浄土教の思想が経典を不朽に伝えるという経塚本来の信仰と並んで、埋納品にも形として具体的に表れた例として注目される。

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