銅釧は青銅でできた現在のブレスレットのことである。鋳型は軟かい卵白色の砂岩製で、弥生後期(約1800年前)のものである。隅丸方形石の上面・裏面にそれぞれ1個の銅釧の雌型が彫り込まれている。湯口の方向が逆になっているので、同時に両面が使用されたのではなく、下面欠損後に上面が彫り直されたと想定される。側面には、鋳型を合わせた場合の目印になる刻線や、緊縛度調整のための楔挿入用の抉りがつけられている。