北部九州の「ドンザ」とは、多くが漁師の防寒着のことで、特に木綿製で巻袖の刺し子衣装を指す。本資料も筒袖、袷、厚手の木綿衣で、丈夫な木綿糸で刺繍されている。外出着の方は長法被に似ているが、漁の際に着用するものは短めに作られている。着用者が死亡すると棺に入れて死者とともに葬る慣習があるため、残存数は少ない。