懐良親王に仕えた月足左衛門尉頼秀は、天文12年(1543)に月足から荒谷の当地に引きこもり、父母菩提のため出家して西念と称し、専勝寺を建立した。当時、境内に植えられたと伝わるこのカエデは、風格のある樹景を保ちつつ400年以上の風雪に堪えてきたが、平成11年(1999)の台風災害により主幹部を折損し、枯死に瀕した。平成12年(2000)に保護養生を施し、樹勢の回復が待たれる。