求菩提のヒメシャガは、九州における貴重なヒメシャガの大群落である。当地のヒメシャガは、求菩提の山伏が庭園で鑑賞するため本州から持ち帰り、その後野生化したものといわれる。指定当時、ヒメシャガは求菩提山内に群生しており、花期にはたくさんの花をつけていた。昭和50年代における盗掘やシカの食害等によりその数が激減、絶滅が危惧されたため、昭和61年(1986)求菩提資料館前面に一部が移植され、保護が図られた。一方、求菩提山内の指定地においては、シカによる食害等により、ヒメシャガの発生を確認することができない状況にある。