博多の善導寺は、久留米善導寺を開いた鎮西上人(聖光房弁阿弁長)の開山と伝える寺院。中国唐代の高僧で、浄土教の大成者とされる善導大師の立像は、像高31cm、ヒノキの一材から彫り出している。円頂の若々しい顔をやや上方に向け、口をわずかに開き、念仏を唱えると口から並び出る化仏を刺した跡が残る。小像だが、室町期の優作である。