像高38.4cm、正面を向き、右足を上にして結跏趺坐する。左手は第1・2指を結んで掌を上げ、右手は第1・2指を結んで掌を前方に差し出す。正面から側頭部に至る宝冠をつけ、冠の正面には菊花文風の半切円華文を2つ並べ、その周辺にパルメットのような植物文を配する。全体を一鋳しており、腹部から頭部にかけての胎内に中子土(なかごつち)を残す。表面は酸化して緑青色を呈するが、塗金の痕跡が確認され、金色像であったことが判明する。高麗時代の金銅仏の一例であり、保存状態も良好である。