宗像大社は、宗像市田島の辺津宮、宗像市大島の中津宮、玄界灘沖合に位置する沖ノ島の沖津宮の三宮からなる神社である。古代より航海安全の神として信仰されてきた宗像三女神を祀る。 中津宮は宗像市神湊から7km離れた大島に位置し、宗像三女神の一柱である湍津姫命を主祭神とする。御嶽山山頂の古代祭祀遺跡を起源とし、山麓に社殿が造営された。現在の社殿は、三間社流造、正面三間、側面二間、正面に一間の向拝がつく。背面以外の三方に高欄付の切目縁が廻り、正面に木階と登り高欄を備える。内部は外陣・内陣・内々陣に分かれる。屋根は杮葺、箱棟上に千木二組、堅魚木二組(向かって右は円材三本組、左は角材三本組)を置く。建築年代は、天文年間(1532〜1554)、永禄9年(1566)、寛永年間(1624〜1643)等、諸説あるが、平成の解体修理時の部材などの調査の結果、江戸時代初期の建築と考えられる。