天保年間及び明治19年(1886)の2度にわたって、市内山口神社境内から発見されたという。4口とも鋳銅製経筒で、2口は有節経筒、他の2口は破損が著しい。遺存の良い有節経筒の1口は、総高25cm、底径8.5cmである。鑑を利用して底としており、網代双鳥文鏡、菊花双鳥文鏡、湖州鏡の3種類がある。有節経筒の2口には次の銘文が刻まれていて、経塚造営の趣旨等を知ることができる。 鎮西筑前国鞍手郡上方 香椎之末宮尊廟大菩薩 殊為報神思奉書写供養 如法経一部始従於願主 結縁之旦那二世之大願 為決定成就為法界衆生 同平等利益 願主清原貞延値春代敬白 助成工功尊智 保元二季 歳次丁丑 九月廿畢 供養□ ※保元2年は1157年