像高166cmの内刳のない榧材の一木造で、両手が衣から出る部分から矧ぎ付けられている。頭部は現在螺髪はなく、張りの強い髪部に丸い肉髻をおく。髪は額がひろく、眉が盛り上がる。高い鼻・彫りの強い唇等から、強い意志を感じさせる。堂々たる体躯を薄い衣でつつむが、通肩に着し、さらに右肩にまわしているので、偏袒右肩に見える。着衣の流れはリアルで、膝部等にかけて鋭く刻み込まれ、平安前期の古様さをとどめている。