柳河藩主立花家の菩提寺、梅岳山福嚴寺に伝わる、戦国時代の武将・戸次道雪(?~1585)の肖像画1幅。像主の戸次道雪は、豊後大友氏の庶流戸次氏に生まれ、大友宗麟の重臣として活躍した。また、柳河藩初代藩主・立花宗茂の養父としても知られる。本図は、小袖に羽織と赤い絡子を着用した道雪が、腰に刀を差し、軍配を手にして上畳の上に安坐する姿を描いている。上部の賛文は、福嚴寺の前身である梅岳寺の住持によって寛永元年(1624)に書かれている。着賛時期から寛永元年(1624)頃の制作と推定され、現存する道雪の肖像画としては最古の作例である。