長さ23.3cm。目釘孔の下、中央に「吉光」と二字銘がある。刀匠吉光は、通称を藤四郎と称し、京都粟田口に住し短刀を得意とし、非凡の技を示した。本例も、身幅が広く寸のつまった姿は、その典型的な作品であり、鎌倉時代の作である。この短刀は、足利尊氏が大友氏に贈ったものと伝えられ、大友氏の部将として戦国時代に勇名をはせた立花道雪、宗茂父子を祖先とする現在の立花家に累代の家宝として伝えられている。