重要文化財 美術工芸品

金光明最勝王経

よみがな/こんこうみょうさいしょうおうきょう
時代/奈良
所在地/福岡市西区元岡744 九州大学附属図書館
【指定年月日】
令和7年9月26日

【公開等】
九州大学附属図書館にて期間限定公開
九州大学附属図書館HP:https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja

義浄(635~713)による漢訳経典である金光明最勝王経は、我が国では天武朝以降、護国の経典として重視されてきた。奈良時代には、聖武天皇による、いわゆる国分寺造立の詔で、国分僧寺に納経が命じられた。
九州大学所有の本経には、平安時代後期の訓点、カナが明瞭に残されている。訓点は、巻第1の序品のみ朱で記され、以下はすべて白にて記される。朱点・白点とも東大寺点(三論宗点)に属する。
もとは石山寺一切経の一部で、奈良時代の写本である。奈良時代写経の金光明最勝王経全10巻で完存するのは、西大寺本(国宝)と本経のみである。平安時代後期の古訓点を備える資料として、奈良時代の写経として、国語学史上、仏教史上において貴重である。

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